AIによるエッジでの映像解析

VIVOTEK Smart VCAは、セキュリティ用途のためにVIVOTEKカメラ上で動作する次世代の映像解析パッケージです。オンボードSmart VCAパッケージには、侵入検知、徘徊検知、ライン跨ぎ検知、逃走検知、群衆検知、顔検出、置き去り検知、および持ち去り検知が含まれています。

  • 人を検知する高度なAIエンジンによって、小動物、小雨、光の変化など、不要なものによる影響が大幅に減少します。
  • 精度が向上し、誤報が減少します。
  • さまざまなアプリケーションシナリオ用の複数のイベントルール。
ディープラーニング技術

VIVOTEKのSmart VCAの中核は、従来のルールベースの設計と比較して高精度の人検知を提供するディープラーニングAIエンジンです。VIVOTEKは、監視分野における豊富な経験と、その結果得られた膨大な画像データベースを活用し、ニューラルネットワークを利用した人物検知エンジンを開発しました。人間のシルエットのデータベースと、事前にトレーニングされたディープラーニングモデルによる迅速な応答に基づき、スマートエンジンは監視エリア内の人物の出現を即座に認識します。映像監視ではほとんどの場合、関心の対象は「人」であるため、人を検知できることにより、カメラの設置・設定がスムーズになります。人を検知することにより、人間の動きのみがイベントのトリガーとして機能するため、例えばシーン内の揺れる草木や通り過ぎる車、動物の動きは無視されます。これによって、誤報を減らすとともに、カメラ設定にかかる時間と労力も軽減します。

メリット
侵入検知

VIVOTEK侵入検知を使って、カメラ視野内のバーチャルエリアを出入りする人を検知できます。

アプリケーションシナリオ例:

  • 銀行の金庫室または放課後の学校に人が入ったことを検知する。
  • 非常口の廊下や非常階段から人が去ったことを検知する。
徘徊検知

VIVOTEK徘徊検知は、あらかじめ設定された時間のしきい値より長く1つのエリアに残っている人または人々を検知する目的で使用されます。

アプリケーションシナリオ例:

  • 歩行者用または車両用ATMレーンを徘徊している人を検知する。
  • 店舗の窃盗発生率が高いエリアを徘徊している人を検知する。
ライン跨ぎ検知

VIVOTEKライン跨ぎ検知は、バーチャルトリップワイヤを横切る人または人々を検知します。

アプリケーションシナリオ例:

  • 車道、入り口または出口に入った人を検出します。
  • フェンスで囲まれた境界で、以下の状況を検出します:
    1. 誰かが境界の近くにいる
    2. 誰かが境界を超えた
逃走検知

VIVOTEK逃走検知を使って、シーン内の人の動作速度を検知できます。監視シーンでは、大学などの構内、病院、工場、ショッピングモール、または銀行などの場所で人が猛スピードで走っている場合、異常な状況が発生している可能性があります。

アプリケーションシナリオ例:

  • 窃盗者がショッピングモールから走り去っていて、人々が見つけて窃盗者を追いかけている。逃走検知は、シーン内の走っている人を検知できます。
  • 駐車場で強盗が発生した場合、逃走検知は、強盗の後に誰かが走っていることを検知できます。
群衆検知
VIVOTEK群衆検知を使って、所定のエリアにいる人々の数を識別することができます。これによって店舗や企業は、顧客間の対人距離を簡単に管理でき、混雑による顧客のストレスをインテリジェントに緩和するのに役立ちます。

アプリケーションシナリオ例:

  • 一区域内の人々の数が設定された数を超えた場合に混雑を検知し、アラームを作動させる。
  • 所定の時間に最大1名が許可される特別なエリアを監視する。
顔検出

VIVOTEK顔検出は、カメラ視野内の顔を検出します。

アプリケーションシナリオ例:

  • 検出・キャプチャされた顔を、監視や証拠の目的で使用できる。
置き去り検知

VIVOTEK置き去り検知は、持ち主がそばにいないオブジェクトや、放置されたオブジェクトを検知します。

アプリケーションシナリオ例:

  • 非常口の前に置かれた箱を検知する。
  • 地下鉄の線路またはプラットフォーム、橋の上、または銀行ロビーに残されたオブジェクトを検知する。

持ち去り検知
VIVOTEK持ち去り検知は、シーンから事前定義されたアセットが除去されたことを検知します。

アプリケーションシナリオ例:

  • 大学構内の状況では、持ち去り検知機能を使って、管理事務室、コンピュータ実験室、科学実験室など、高リスクのエリアでの盗難を監視できます。
複数のイベントルール

AIを中核として、区域内の侵入、徘徊または走っている人、あるいは線を越えている人、持ち去られた/置き去られたオブジェクトの検知や、区域内の群衆からの顔検出等のための、複数のイベントルールが提供されています。これらのルールは、多くの一般的なセキュリティ監視ニーズを満たします。また、1つのカメラビューに複数のルールを適用することも可能です。

Smart VCAユーザーインターフェース - ライブビュー

Smart VCA設定ページ

各製品でサポートされるルール

スマートモーション検知
(1ルール)
Smart VCA
(7ルール)
Smart VCA - 人
(5ルール)
Smart VCA - オブジェクト
(2ルール)
スマートモーション検知



ライン跨ぎ検知


侵入検知


徘徊検知


顔検出


群衆検知


持ち去り検知


置き去り検知


ダウンロード
Smart VCAユーザーマニュアル

カメラのウェブページからSmart VCAパッケージをダウンロードしてください。

無料Smart VCAパッケージ

無料のSmart VCAは、これらのSupremeシリーズとVersatileシリーズのモデルに提供されています。Supremeシリーズは、Smart VCAパッケージをVer.6.6.x.x以降にアップグレードした後、Smart VCAを有効化することができます。Versatileシリーズでは、こちらから無料のVCAライセンスを取得できます

Smart VCAライセンスが必要です

Smart VCAでは、ライセンスを適用して有効化する必要があります。ご興味がある場合は、こちらにアクセスして、60日間の無料トライアルライセンスをご利用ください。Smart VCAライセンスの注文情報については、VIVOTEKまでお問い合わせください。

注:すべての89シリーズ、89-v2シリーズ、およびモバイルドーム型カメラシリーズは、無料トライアルライセンスをサポートしていません。(モデルリスト:FD9189-H、FD9189-HT、FD9389-EHTV、FD9389-EHV、FD9389-HTV、FD9389-HV、IT9389-H、IT9389-HT IB9389-EH、IB9389-EHT、IB9389-H、IB9389-HT、MD9561-H、MD9581-H、MD9582-H、FD9189-H-v2、FD9189-HT-v2、FD9389-EHV-v2、FD9389-EHTV-v2、IB9389-EH-v2、IB9389-EHT-v2、IT9389-H-v2)