VASTセキュリティステーションシステム要件

Patrick Wang

2025.03.17

イントロ

VASTセキュリティステーションを導入する際は、お使いのハードウェアがシステム要件を満たしていることが極めて重要です。適切なサーバー設定とクライアント設定によって、パフォーマンスが強化されるだけでなく、動作が安定します。この記事では、お客様が適切なセキュリティソリューションを構築できるよう、サーバークライアント両方のハードウェア要件を解説します。

サーバー
VSS VMSサーバー(録画のみ)
オペレーティングシステム Windows 11、10(64ビット)
サーバー 最大64-CH 最大128-CH 最大256-CH 最大320-CH
CPU 第8世代
Intel® Core™ i3プロセッサー デスクトップバージョン(i3-8100)以上*
第8世代
Intel® Core™ i7プロセッサー デスクトップバージョン(i7-8700)以上*
RAM 8 GB以上 16 GB以上**
ストレージ総スループット*** 288 Mbps 576 Mbps 1152 Mbps 1440 Mbps
ネットワークインターフェース**** イーサネット、1 Gbps以上 イーサネット、2.5 Gbps以上
VSS CMSサーバー(統合管理のみ)
オペレーティングシステム Windows 11、10(64ビット)
CPU 第8世代
Intel® Core™ i7プロセッサー デスクトップバージョン(i7-8700)以上*
RAM 16 GB以上**
ネットワークインターフェース イーサネット、2.5 Gbps以上****

* 通常の動作状態では、CPU使用率を80%未満に保つことで、特定の状況での過剰なシステム負荷と潜在的な異常を防ぐことをお薦めします。

** デュアルチャネルメモリ設定を使用してください。

*** ストレージ総スループットは、4KBのランダム書き込みスループットを指します。カメラの最大ビットレートの合計がストレージ総スループットを超えることはできません。

**** 監視の導入を計画する際は、表示のスループット、録画、サーバーネットワーク帯域幅を考慮してください。

[注] 上表のカメラの設定は、H.264、1080P、CBR、各チャネル4 Mbpsでテストされています。実際の状況は、ユーザーのシステムステータスによって異なります。

クライアント

これらのシステム要件は、VSSクライアント(全エディション対応)、マトリクス、Webクライアントに適しています。

VSSクライアント & マトリクス(ディスプレイのみ)
オペレーティングシステム Windows 11、10(64ビット)
Windows Server 2022、2019、2016(Server Coreインストールタイプは未対応)*
mac OS 13、14、15(VSSクライアントのみ)
CPU 第8世代
Intel® Core™ i3プロセッサー
第8世代
Intel® Core™ i5プロセッサー
第8世代
Intel® Core™ i7プロセッサー
クライアント/マトリクスあたりの
最大ディスプレイチャネル数
H.264、720P、2Mbps 8-CH 16-CH 32-CH
H.264、1080P、4Mbps 6-CH 10-CH 18-CH
H.265、1080P、4Mbps 3-CH 5-CH 9-CH
RAM**** 8GB以上 8GB以上 16GB以上
グラフィックカード***** 1GB ビデオRAMでDirect3Dアクセラレーションに対応
ネットワークインターフェース イーサネット、1Gbps以上
VSS Webクライアント
オペレーティングシステム Windows 11、10(64ビット)
Windows Server 2022、2019、2016(Server Coreインストールタイプは未対応)*
macOS 13、14
対応ブラウザ Google Chrome 128.0.6613.114以降
CPU 第8世代
クライアントあたりの最大ディスプレイチャネル数 それぞれH.264、720P、2Mbps 16-CH
H.264、1080P、4Mbps (12-CH)
H.265、1080P、4Mbps (9-CH)
RAM**** 16GB以上
グラフィックカード***** 1GBビデオRAMでDirect3Dアクセラレーションに対応
ネットワークインターフェース イーサネット、1Gbps以上

*Windows Server OSを使用する場合、独立したグラフィックカードが必要です。

** 3MP全方位カメラの表示要件は720Pカメラと同じです。

*** 5MP全方位カメラの表示要件は1080Pカメラと同じです。

**** デュアルチャネルメモリ設定を使用してください。

***** 最新のGPUドライバーに更新してください。

[注]

  1. 上表のカメラの設定は、H.264、1080P、CBR、各チャンネル4 Mbpsでテストされています。実際の状況は、ユーザーのシステムステータスによって異なります。
  2. VSSサーバーとクライアントを同じPCにインストールする予定の場合、システム要件を評価する際に、両方の負荷を考慮してください。

サーバーとクライアント両方が推奨システム要件を満たしていることを確認することで、適切なハードウェアへの投資は、 ユーザー体験を向上させるだけでなく、信頼できるスケーラブルなセキュリティソリューションを実現することもできます。アップグレードまたは導入を計画している場合、必ずインフラストラクチャを慎重に評価して、最善の結果を達成してください。

Patrick Wang

ソフトウェアプロダクトマネージャー

VIVOTEKでVSS監視ソフトウェアのプロダクトマネージャーとしての役割を務める私は、ハードウェアとソフトウェア製品開発における幅広い経験を持ち、新しい技術知識の獲得への強い情熱があります。私はさまざまなチームとのコラボレーションとコミュニケーションを楽しみ、共通の目標を達成しています。