市場にはステレオビジョンやToF(Time-of-Flight)方式の深度センサーがあふれており、この二つは人数カウントのための深度モデルを構築するのに必要な、高さ情報を取得するためのアプローチです。しかし、2021年にテスラがフルビジョンアプローチに移行したように、コンピュータビジョンもその有力な候補に挙がっています。
急激に変化するセキュリティの世界において、一歩先を行くということは、イノベーションを受け入れるということです。ビデオマネジメントシステムのVAST Security Station(略称:VSS)の最新リリースでは、日々のセキュリティ業務を効率化するための実用的な改良が導入されています。
ナンバープレート認識カメラと顔認証カメラ
VSS 1.3のリスト管理は、複数のカメラリストのアップデートという時間のかかる課題を解決します。VIVOTEKのナンバープレート認識カメラ(または自動ナンバープレート認識、ANPR)間、および顔認証カメラ間で自動的に同期が行われ、単一のインターフェースからリストを作成、管理、配布できます。
さらに、リスト管理機能をアラームのトリガーとして設定することで、特定の個人や車両が検出された場合に自動応答が可能になり、システムの積極的なセキュリティ機能がさらに強化されます。この統合により、大幅な時間の節約、エラーの削減、アクセスコントロールの効率化、即時の不正アクセス警告によるセキュリティ対応の強化が可能になります。
VSS 1.3のウェブクライアントは、ソフトウェアのインストールが制限されているコンピュータで監視システムにアクセスするという課題に対応しています。追加のダウンロードが必要ないブラウザベースのインターフェースによって、このシンクライアントソリューションは、ライブ映像や録画映像を安全に確認することを可能にします。デスクトップ版と同様の使い慣れたインターフェースで、必要不可欠な監視機能を維持しながら、さまざまなオフィスのワークステーションにおけるシステムのアクセスのしやすさと使いやすさを向上させます。
VSS 1.3のCMSリモートアップグレードサブステーションは、複数の監視用サブステーションを個別にアップデートするという時間のかかる作業に対処します。このソリューションにより、システムインテグレーターは、一元化されたシステム全体のアップグレードを1か所から行うことで、接続されているすべてのサブステーションにわたって一貫したソフトウェアバージョンを維持できます。
一歩先を行く、VIVOTEKの取り組み
VIVOTEKのVAST Security Station 1.3リリースは、実用的なソリューションでセキュリティのプロをサポートする、というVIVOTEKの継続的な姿勢を示しています。オペレーションの合理化、アクセスのしやすさの向上、システムの信頼性の強化に重点を置くことにより、このリリースはシステムインテグレーターとエンドユーザーの両方が、最新のセキュリティ課題をより効果的に管理できるようにすることを目的としています。この新機能は、セキュリティ運用の継続的な改善と、より安全な環境のためのサポートにおいて、新たな一歩を踏み出すものです。
Hua Liu
プロダクトマーケティングマネージャー
台北を拠点とするVIVOTEKのプロダクトマーケティングチームの活気あふれるメンバー、Hua Liuをご紹介します。ストーリーテリングへの情熱とテクノロジーへの深い知識を持つHuaは、複雑な製品の特徴を、人々の心に響く、共感を呼ぶ物語に変えることに長けています。物静かで思慮深そうに見えますが、インスピレーションが湧くと情熱的なコミュニケーターに変身します。